2018年7月17日火曜日

大変な事態の人々

普段この季節、所謂初夏というと、何か良いことがありそうな、ほんの少しの浮遊感と淡い期待のような感覚を覚えたりするのだが、子供の頃の遠い記憶にある夏休みが今でも脳裏に残っているからなのだろうか。

子供の頃は夏休みによく山へ登った記憶がある。

山と言っても、今でいうハイキング的なものではない。

人が入っていかない、所謂、獣道的な場所や、道なき道を鋭利な鉈のような物を持って木々を切り分けて入っていった。

確か4,5人のパーティくらいだったと思うが、母親に作ってもらった弁当をリュックに詰めて、山を切り分けて入ってゆく。

無論、途中でハプニングが度々発生するのだが、一番やばかったのは、廃材で遊んでいた友人の手に釘が貫通した事がある。

これは後に大変な事態になったのを記憶している。

他には足長バチの巣を素手で気付かずに鷲掴みにしてしまい、パーティ全員死にかけたことがある。

ドラクエでいうと、誰を復活させますか?位の勢いである。

他にはとある山のてっぺんに到達して、頂点から道を直下降の形で切り分けて、其処の頂点から雪用のソリで一気に滑り降りるという、非常に危険な遊びをやったが、この遊びの詰まるところ、如何にして止まるか?というのが当時小学生だった筆者の足りない脳みそでは、コースの最後に杭を建てて、其処にソリを激突させるという恐ろしいものだった。

ブレーキ装置や、勾配スロープなど思いつきもしなかった訳だが、この激突杭で友人が頭を強打して大変な事態になった事も夏の思い出として記憶している。

その大変な事態というのはご想像にお任せしたい。

そんな淡い記憶もあるこの季節も、地元兵庫も含め、西日本の豪雨被害は密かに心を痛めており、辛い夏の始まりと言わざるを得ません。

本気でボランティアに行こうかと考えあぐねてみたのですが、やはり筆者達メカニックの患者さん達が待ちに待っている状況では、なかなかおいそれとそういう形をとれない現状もあります。

陸友ファクトリーは現在、というか常にフル稼働で100%自信を持って1分たりとも無駄にせずに作業をやり続けているのですが、納期が長く、ここ最近は少し苦情も増えて参りました。

出来るだけお待たせしないように努力を重ねる所存です。

ですが、四方八方から追い詰められたメカニックは、最後は流出してしまうのが常で、居なくなったら慌てて補充、これがこの業界の悪しき風潮で、それも一因して若手が育たない劣悪な業界です。

劣悪な環境を勝ち残るのも一種の美徳ではありますが、そういう優秀かつ対応力のある人間だけが働ける環境というのは、組織的観点では効率的に機能しません。

痛烈な言葉をあえて使いましたが、希望に満ちた数少ない若者が、将来に希望を持ち、後に業界の担い手になる環境を作るべく、筆者のようなおっさんメカニックは環境を変えてかなければならんと、最近は責任を感じておるのであります。

一個現場というミクロの範囲でどこまでやれるか分かりませんが、出来るだけ四方八方の要望に応えながら、環境の良い現場づくりを目指します。

また迷走した冒頭になりましたが、それはそれとして、月一更新全く達成できておりません・・。

まぁできないものはできない、それは仕方のないことであります。 そう願いたい。



車検でご入庫のN様FLH、大切に乗って戴いている。弊社で販売した貴重な最終型。


最近タイヤ交換すると凄く気持ちが良い。 


今回は追加のメーターを装着したが、画像を撮り忘れてしまった・・


こちらも車検でご入庫のS様FLHP。 FLHベースのポリスモデルで仕上げた1台。


S様のセンスが光る、シートチョイス。 良いな、最高。


基本的な整備は全て完ぺきにこなすS様、とは言えプロとして何もしない訳にはいきません。


誰もが面倒に感じるメーターケーブルの給油。 定期的に給油してあげないと、やはりある日突然ねじ切れます。


ルーブを使うのも良いが、滞留性が少なく、すぐダストに紛れてしまうので、筆者はグリス系を使用している。 このホイールベアリングの滞留性は非常に優れており、2年越しでも機能として十分乗り越える。


完全リークレスを目指したモーターは4年以上を経てどうなったか毎回診るのが楽しみだ。


ミッションマウントプレート、必ずと言っていいほどリークがみられる場所。
うーん、なかなかドライ。


プライマリー裏。 完ぺきにドライ。 良かった。


最近旋盤の出番が多い。 一時期全く使わなくなったが、続く時は続くなぁ。




S様RTの復帰作業、順調に進んであともう一息、というか現時点で復帰終了して現在書類復活業務に突入。


ガソリンタンクのクロスオーバーパイプが欠品しており、それを製作。 ピッチも径も、テーパー角も、近代の規格では存在しない型の1956年当時のフレアフィッティング。


中古の物をオークションで手に入れる方法もあったが、やはり無い物は作り出すのも大事。

1回で上手くいくと思ってなかったのだが、意外にも1回でリークなしで大成功。心の中でガッツポーズ。


フレアツールがやたら活躍する。買っておいて良かったが、筆者は仕事の幅が非常に広い方なので道具と設備もかなり負担が大きい・・。


6Vヘッドライトバルブもなかなか手に入りづらい。 比較的手に入りやすい規格の物もあるのだが、この台座の物は強烈に少なかった。





スロットルケーブル、クラッチケーブルも新調。





クラッチは少し張り付いていたが、せいぜい3枚程度の物なので簡単にメンテナンスできる。


あっという間に車検がきたF様FLH。 この年代の赤のボディは年を重ねると何とも言えない深い味わいが出てくる。


5,60年代のエンブレムも今でもファンが多いが、80,90年代のロゴも根強い人気がある。

このイーグルの顔がじっくり見ると愛らしい。

この後、90年代の車両も続々整備待ちなのでご紹介したい。


今回はエンジンの調子がおかしいので見ておいて欲しいと言われていただが、かなり酷い。


マニホールドのシールがバックファイヤーの圧力で吹き飛ばされていた。


ついでにSUのピストンもメンテナンスしておく。 後、すこぶる快調。


先日納車してK様FXWG。 ハンドルがどうも合わないとの事で、ハンドル交換その他カスタム。


そういえば最近全くティラーバーは見かけなくなった。 筆者が10代の頃は沢山見かけたが・・・、いつかまた時代が巡ってティラーバー最高みたいな時代は来るのだろうか。

ロボットハンドルも全く見ない。


K様FXSBのカスタムタンクが遂に完成。


ステッカーではなくペイントで再現した非常に贅沢な一品、専用シートに合わせて仕上げたストレッチ部分。


タンクキャップはトリム無しに拘り、ポップアップ式。 面出しにこだわりましてん。




また旋盤。 シリンダー面研。 フライスでフェイスミリングをやりたいのですが、筆者のフライスは小さすぎてストロークできないのであります。

その内でかいフライス買いたいのですが、小型CNCも欲しくて、あと何百万あればいいのか分かりません。


先日はお仕事の合間を縫って、昔世話になっていた多摩地区のバーの店長が独立して開いたショットバーを訪問。 板橋から日野までガタンゴトンと電車で揺られてまいりました。

筆者ショットバーが大好きで、たいして知識も無いですが、よくウイスキーをあおりに行きます。

そしてついにカクテルづくりに手を出そうとしている筆者をだれか止めてください。

老後はバーテンダーになりたいと思っています。