年号が変わったり、10連休であったり、色んな事が重なった今年のG.W。
随分と騒がしい連休だったような気が致します。
性格的なものだと思いますが、負の要素を見つけ出してその問題の本質を突き詰める性格のせいか、例年より悲しい交通事故のニュースが多かったような気も致します。
それは前後して起きた凄まじい交通事故の印象も加味されているのかもしれませんが。
身勝手な思いではありますが、仕事柄、身の回りでそういう事が起きない事をいつも願っております。
バイクはやたらとアグレッシブな動力性能を持って角度を楽しめる飛行機以外では珍しい乗り物ですから、安全な笑える範囲内で楽しんで頂きたいと、皆様の安全をお守りする立場として常に保全の心持でおります。
さて、今月は長ったらしいおっさんの話は程々にして、陸友ファクトリーの様子を早々にご覧ください。
ブログネタ切れという訳ではありませんが・・・。
オイル下がり修理の続きであります。
マニアックなので適当に流し見て下さい。
問題のあったガイドを取り外します。
面研前の面は一見フラットに見えますが、必ず高低差を生んでいます。
完全にフラットまで持っていけば、ビルトした際に残るであろう残留応力を設計極限まで減らす事が出来、接地面積が多くなる事によって熱伝動効率も上がり、メタルガスケットも畏れることなく採用できます。
シリンダーは既にオーバーサイズが入っていました。
クリアランスは意外としっかり出ていたので今回はホーニングのみ。
腰下は振れはまずまず許容範囲内で、ベアリングも悪くなさそう。
予算の関係もあり、今回はヘッドのみで十分と判断。
この眺めが一番好きかなぁ。 吸い込まれそう。
形になってきました。 サクサクやっていますが、結構ハイレベルな仕上がりだと自負します。
折れたガイドを入れ替えるついでに、他のガイドもクリアランスオーバーだったので全部入れ替え。
ヘッドを一定温間状態にして維持しながら、冷凍庫で冷やしたガイドを打ち込みます。
この作業、事前の段取りと測定が命であります。 殆どそれで勝負が決まります。
常温まで下がったらリーミングします。 押し出すように、一定感覚を維持します。
リームが決まるとゴールは見えてきます。
ホーニングしながらクリアランスを出していきます。 このクリアランス設定は絶対に妥協しない事が大事です。
計測して、研磨して計測して。
なかなか良い感じ。
それで終わりと思いきや、ここからが長い。
新調したガイドに合わせてシートカット。
ガイドシャフトを入れて。
全神経を手首に集中。
カット後はステムの突き出し量を忘れずに確認したい。
終わったら擦り合わせ。 これでガソリンを充填して30分漏れがなければ良品としています。
ステムシールはご要望によって変えていますが、基本はインテークのみにしています。ステムのシール有無によってガイドの加工やクリアランスも変えていきます。
外観は非常にきれいなFXSだったが、エンジンはなかなかハードな状態だった。
里帰りの陸王爺さん。 やはりよく壊れます。
アンティークコックの調子がイマイチ
ちょっと最初は渋っておられましたが、一度火が出てからは観念して頂いた様で。
最新型のテフロンコックにパイプを接続します。
フレア作業。
バッチリと思いきや、タンク内から錆が大量に後から後から増殖して直ぐ詰まってしまう。
これからだなぁ・・。
ベルトドライブキット換装。
オイルが循環しないのでカバーはあくまでカバーのみの機能となります。
好きなデザインへカット。
うーん、やはりインナーもブラックにしたい・・。
なかなか調子の出なかった筆者のキモバイク。
やっとセッティングが完了したら、メインもスローもジェットラインナップで双方最大まで行きました。
当たり前ですが、その分鬼の様に速くなった訳ですが、イマイチなぜそこまで吸うようになったのか自身でも良くわからんです。 吸い過ぎて燃料の詰まりを3カ月位ずっと疑っていましたから。
フライホイールのバランス取りのせいなのか? TC88、96よりかは全然速い。
今度パワーチェックしたい。
SUNSET RIDE Vol.4ご参加頂きありがとうございました!
久しぶりのサンセットご拝見。
ブリトーがやたら美味しかった・・・
また次回のお越しをお待ちしております。