2019年2月13日水曜日

SNS無理な人々

ついぞインスタというものを始めてみたのだが、あまりにも馴染めずに始めて1週間で完全に飽きてしまった。

始めてすぐに感じた違和感が、誰の為に画像をアップしているのか分からないもやもやとした違和感だ。

美男美女の有名人の投稿はファンにとっては非常にありがたいもので、きっと眺めて嬉しい物だろうと想像ができたのだが、筆者の様なおっさんが日常を切り取って写真を公開して誰が喜ぶのだろう? 

まして筆者の様なオッサンが自撮りしてアップした日には、薄くなった頭皮を世に晒して寂しいだけではないかと自虐的に思ってしまう。

そんなことをふと考えたらすぐに飽きてしまった。

その事を他のメカ二人に話したら、男子の自撮りはナンパの要素もある程度あるのではないか?との意見で少し腑に落ちた。 インスタ内で女子を引き寄せるプラン、何とも器用というか遠隔的な操作である。

作ったカクテルを載せてみたが、素人のオッサンが作ったカクテルを掲載しても、プロのバーテンが作った芸術的な物が山ほど掲載してあるのに、わざわざ載せる意味がないとの発言に、素人なりに作った物に共感してくれる人もいるかもしれないし、皆共感できる誰かを探す為にやっているのかもしれないですね。との意見にとても納得できた。

そこで何かがプツリと途絶えてしまった。

そうか、自身は誰かに共感を全く求めていないのだ。よしんば共感している人が居たとしても、繋がりたいとは思わない。 

できればそれは、偶然にバーで隣の席に座った時に期待したいものなのである。

人とリアルタイム以外で繋がることを嫌っている筆者にとってSNSというもの自体が明らかに不向きなのだなと改めて感じてしまった一件である。

そんなことを言っている時点で筆者は時代に取り残された化石の様な堅物なのかもしれないと思うのだが、まぁ特に不便は感じないのでそれでいいのだが、ふとメールもSNSもなかった時代の事を考えたりする。

ビジネスシーンでもそうだが、昔はSNSはおろか、メールもなかったのである。

其れこそ筆者の青春時代はメールなんてなかった。携帯もなかった。やっと超高級車に電話が付いた時代である。

いやいやよく考えたら完全に運転しながら電話してますやんそれというような電話である。

そういう時代はドキドキしながら彼女の実家による9時頃に電話をしたりしたものである。

親父さんが出たらどうしようかとドキドキだったものである。

今晩9時きっかりに電話するよと彼女に予めアポを取ったりしたものである。

そのコールが1コールなんかで彼女が出たりすると、とても幸せな気分になったのを淡く思い出せる。

長電話などすると、やはり皆実家の電話なので、親にすぐにばれてしまうものだった。兄弟姉妹で電話機の取り合いになるという話も聞いたような気がする。

こんな話、昭和を生きた人間しか分からないような話だが。

個人でもビジネスでもそうだが、SNSでチマチマと情報収集してマメな展開はどうも苦手で、もう一度ガチンコで女性の実家に直電して堂々と名乗る緊張感を味わいたいものである。

そう言えばこのブログってのもSNSなのでしょうか。 それならそれで、SNSも総合的には悪くない。

久しぶりの更新ですが、陸友ファクトリーは年始から沢山のお客様に御入庫いただいて、非常に忙しい日々を送っております。

作業も休まず必死でやっているのですが、時間がかかってしまい時折お叱りを受けており、沢山のメールやお電話もすぐに対応できずに大変申し訳なく思っております。

何卒ご容赦下さい・・・。焦らず、じっくり的確に作業しております。 


相当時系列が怪しいですが、兎に角やる事が多くて過去の画像の整理もままならない状況ですのでお許しください。

M様FXEF、車検整備。


前回の車検でかなりしっかり整備されており、特に手を入れることもなくすんなり退院。


各所に長年の愛車であることを伺わせるセンスが光る。



黄金時代の象徴だなぁ。



I様FLH。 車検整備。 所有車5台中4台がビンテージという驚異のマニアさ。






細部まで磨きこまれたボディに愛着を感じずにはいられない。

それに完全な形で応えるのならば、一点の曇りもなく整備士の仕事を愛でているか、自分のバイク以上に愛でてあげる事でしか達成できない。 


あっという間に車検が来たN様 ショベリジ。 前オーナー様の時代からお世話になっている。 


前オーナーには筆者はとてもお世話になっており、この子に恩を感じずにはいられない。


現オーナーN様にも大切にされており、とても運のいい子である。


これからも元気に走ってもらいたい。


幸せ者と言えばO様のFL君。 この子はとても走行距離が多く、あちこち疲労が溜まっていた子。 納車前にかなり苦労したのは今でも一手一手を思い出せる。


現在でも幾つか不安要素を抱えているが、その内リフレッシュしてもらえる様に、筆者からO様にお願いする必要がありそうだ・・。 しかしながら見る度にオーナー様の個性が付加されていて、なんだか筆者までほっこりする。


現在納車整備中のN様ご購入のFLHRI。 EVOモーターのマグネティマレリをキャブへ変更中、HSRとハイカムをセットアップしてこのエイプ。 ロードキングほどエイプハンガーが似合うクルーザーは他に類を見ない。 


このままエイプで乗るというN様。流石であります。 赤峰おじきの仲間は自身のセンスにブレが無い所がとても素敵です。


最近どうも、バイクよりも自身のスキルに酔ったマニアックな写真を撮る気になれなくて、中身の写真は無いですが、ビシッとビルドアップしています。


即席で組んだFLH改FXS+FXWGの筆者のキモバイクですが、どうにも3,000円で買ったキャブの調子が悪いので、意地でも3,000円キャブをどうにかして調子よく治してやろうと根気よくやっています。


今年から通勤に使い始めてあっという間に1,500キロ走りましたが、キャブ以外はなかなかの仕上がりで、やたら速い。 ローコンプにしたのは失敗だったかと思うくらい良く回る。 1日1レブをモットーにしているせいか兎に角回るエンジンを仕上げるのは得意であります。


あれから何か月経っただろうか?書類の無い陸王を復活させるプロジェクトを授かってから遂に車検証発行までこぎつけました。

無論、関係各所のご協力あっての完成でありました、筆者一人ではどうにもならなかったかと思います。


超希少種、陸王RT-1。 筆者のRQや、市販車では事実上最終モデルのRT-2より生産年数、台数共に少なく現存数はかなり厳しい車両が、一台車検証を授かって都内を走っていることに感動を覚えます。


最終的にはS様の情熱ありきであって、筆者はその情熱を後押ししたに過ぎませんが、30年以上眠ったこの子、というか先輩がタイムスリップして目黒区を走った光景はどんな風に映ったのだろうか。


そんなことを考えると、とてもロマンチックな気持ちになります。


完全無欠のオリジナル車。 ペイント、ネジ一本一本まで当時のまま。


逆に30年の眠りがこのオリジナル状態を守ったと言えるのかもしれません。





結構長い事整備士をやっていますが、いまだに、こういう貴重な仕事を任される事があり、初めてはいつだって初めてやってきます。 

今日も明日も一日も欠かさず打席に立ち続けてきた甲斐があります。

長く長くインターバルやリタイヤ無しに現場の打席に立ち続けるのは極めて困難な事ですが、筆者はその機会を存分に味わえて幸せです。


サンセットライドVol.2、今回も最高のロケーション。 しかし日の入り時間を読み違え、沈まぬ沈まぬ・・・




海に黄昏る親父達かな。




ご協力いただいたBar、”ショベルヘッド”様。船橋にございます、アメリカンカルチャーをストライクで貫いているBarの雰囲気はとても高揚感を味わえます。 

店内には貴重なグッズやポスターがズラリと並んでおり、ハーレー乗りなら一度は訪れてみるべきかと思います。



早くも次回はいつかとお問い合わせを頂きましたので、とりあえず場所だけは決めております。 

次回は陸友の古株K様の一押し、横浜本牧近郊でいかがでしょう。

それでは皆様、春はちこうございます故、本格的なライディングにお備え下さい。