本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
毎度のことではありますが、早い早い、1月も21日になります。
陸友ファクトリーは年末からお仕事が詰まりに詰まり、12月の段階で1月の予定はほぼ全て埋まっていたような状況でして、例年とは少し違った状況で年始を迎えることになりました。
大抵は冬季は仕事量が少し落ち着くのですが、今年は少しイレギュラーの様です。
イレギュラーとは言え、お仕事がある事自体がありがたいお話ですので、甘んじることなく淡々とオッサン2人で一生懸命頑張っておりました。
全然話は変わりますが、年末に新聞屋さんが来て新聞を取ってくれと凄い勢いで頼み込んできました。
3か月だけ取ってくれというものですから、いつも通り断ろうかと思ったのですが・・
断るのは理由があって、読む時間がまともに取れない現在の生活事情がありまして、睡眠時間を減らせば読めますが、どうも乗り気ではありませんでした。
ところが3か月分自腹を切るから契約だけくれというのです。
実際に財布から万券だすので、いやいやちょっと待ちなさいよという話になりまして。
最近契約が取れなくて、このままでは店に戻れないのだと。
予めセッティングされた万券の可能性を疑ったのですが、無料で3か月配布する位契約が取れなくなっているこのご時世はなかなか世知辛いなと思い。
筆者の世話になっている福島県出身だと言うし、福島なまりが凄いので妙に親身になってしまい、ついつい3か月契約してしまいました。
まぁ万券は要らねぇよと、万券は要らんし、面白かったら契約更新しますよと。
言ってはみたものの。
全然読む暇がない・・・。
既に10日から読んでいない。
しかもなぜあんなに暗いニュースばかりなのか。 筆者の嫌いな政治家とマラソンの話ばかりで全く面白くない。 政治の話なんて江戸と2018年で大差ありませんからね。
同じようなことばっかり繰り返して実に滑稽であります。
同じような事といえば、筆者の相棒の翼おじさんが身体を壊してしまいまして、暫く療養することになりまして。
20年位前に先輩がヘルニアでリタイヤした光景がまた蘇りまして、大事をとってゆっくり休んでもらっています。
ということで、陸友ファクトリーは現在筆者一人となりました。
まぁこの状況も3回目となりまして、慣れたものですが、流石に筆者も言うほど若くないもので、以前のように午前様まで無理をできない身体になってしまいました。
家でも色々とレースの準備やら作業があり、非常に納期がなが~くなってしまっております。
この場をお借りしてお詫び申し上げます。 申し訳ありません。
とはいえ、翼オジサンは新店舗開店以来、縁の下でずっとずっと陸友を支え続けてくれた男であります。
表に出ることはなかったとしても、筆者はずっと見ていました。
表に立って派手に活躍していなくとも、殆どのバイクが無事に納車されて、無事に走っているのは彼のお陰です。
身体を壊すまで黙って働き続けた彼を、どうしても守る責任が筆者にはあります。 通常4人程度でこなす仕事量を2人で回していた為に選手寿命を早めてしまった可能性があり、筆者は責任を感じています。 どうにかしてあげられなかったものか、一緒に戦うことでしか助けられなかった事に力不足を感じます。
そして彼の頑張りと陸友愛に満ちた功績に感謝をしています。
なんだか大袈裟になってしまいましたが、まぁ歩けるようになったらボチボチまた助けてもらいたいのですが、世の中には無責任な管理者がいて動けなくなったメカをお払い箱みたいに扱う野郎もいますから、せめて陸友ではそんな事にならないように、一緒に戦った戦友ですし、肩を貸し合いながらとことん付き合おうと思います。
さて、ボチボチやっています、陸友ファクトリーの様子でもご覧ください。
お化けスプロケット。66T 。
陸友レーシングの次の一手、ギア比の完全レーシング仕様への移行。今年の参戦はかなりハードルが高くなってきました。 ですが、必ず敢行します。
I様FL。 とっても洞察力のあるI様、大事な所を見ててくれて本当に救われた気がしました。
分解するとグリーンのアメーバモンスターが出てきた。
リンカートのO/H、調子が出ているとフルスロットルは結構レーシーなのがいやらしいキャブ。 ベンチュリーの為にスリーブを入れてあるが絞りがかなりレーシーだ。実に面白い。
ボチボチやっているが先が長い。
久々入庫のこちらもI様スペシャル。 先日キャブを換装したが調子が・・・
96cu.inにアップした筆者のプロデュースモーター。おおよそ100hp。
キャブはFCRだが43パイ。 驚異的な充填効率ではあったがT-manヘッドではそれなりにプリセットでリーンに出るという恐ろしいヘッドポーティング。
ノーマルプラグだと500キロで圧死したので今回はイリジウムでテスト、番手も冬季と夏季で変更するようにした。 冬でも冷え型でいけるがどうしてもスタートがシビアになりすぎるので、レーシングに近いモーターは乗り手を選びます。
しかし本当の諸悪はこのMCR。 微妙に抜けていないせいでスタートがやはり不安定になっていた。 MCRは安物も出回っているようで、筆者チョイスではないが、元々付いていたこいつは2000円くらいのゲテモノ。
高々デコンプと言えども精度は大事だと実感した。
やっと納車準備完了したFLH。 完成間近と思ったら色々と出てきて困ったちゃんでしたが・・
最後に仕留めたのはジェネのオイル漏れ。
外部リークは分かりやすいですが、内部リークもあります。
ピニオンシャフトのオイルシールは存在自体が見過ごされてカッチカチの石膏の如き様相故、本体の合わせからオイルが出ている場合は内部リークが怪しい。
ブラシまで回るとスラッジが目詰まりして発電不良にも繋がるので早めに対処したい。
工務店の仕事もやります。 屋根の雨漏り修理。
クソオンボロの我が家は雨漏り。 滅びたタイルとひび割れたコンクリの隙間から雨漏り。 徹底的に改修。
筆者は高いところが大嫌い。 なのに3階の屋根に登る羽目になるとは・・
まぁきつかったですが、かなり良い仕上がりになりました。 ピタッと止まりました。
最近気になる18’のファットボブ。
すげぇかっこいい・・。
このハンドル周り、たまらんですね。 ライザークランプの窓からハンドルアングル目盛りが付いているのが、なかなか良いアイデア。
メーターパネルも好きなデザインだが・・これどっかで見たことあるような気がする。
次現行車買うならこれかなぁ。
K様FXSB。 計画を持って着実に自分の好きなスタイルに仕上げていく過程はお付き合いするだけでも凄く楽しい。
次はスペシャルタンクのモデファイだが・・・、時間が、とにかく時間が足りない。
アルゴン補充しなくては。
こちらもI様63FL。 I様が結構いるのが陸友。 発電不良。
レギュレターコイル不良だったが、今回のチョイスはDelco。 2ブラシなので、レギュレーターとカットアウトの2系統。
現行のICレギュレーターと違い、吊るしで使うのは危険、しっかりセッティングを出して使うのが肝要。
こういう一手間ものんびりしていると楽しいのだろうなぁ。 地味ですが、こういう詰めをファクトリーでは只管やっています。
筆者のくそポンコツショベル。 実は先日作業完了してこれからテスト走行です。
右がスタンダードコンプ、左がローコンプ。
年末に組みあがったのですが、液体シールが固まらないという不運に見舞われ、年末年始で2回エンジンを組みなおすという恐怖のトレーニングをこなし、また腕が上がりました。
今回はシートカットも施工。 このカッターが素晴らしい代物で、腕があればマシニングに匹敵する精度でも施工できます。
超気持ちいい。カットできれば、擦り合わせの時間も大幅にカットできます。 高い工具ですが、自前で持っておくのはとても有意義だと思います。
全てのボルトを、ハンドでクランキングしながら、回転の馴染みと歪を取りながら少しづつ、少しづつ締めていきます。 特に摺動部分に関しては兎に角応力を取り除くイメージと神経を研ぎ澄ませて、軽く回るまで一手一手に魂を込めて締め上げます。
スレッドは埃一つ付けずに、全てのボルトが指だけで入るまで馴染ませます。
しかし・・そこまでやらなくでもエンジンは歪と不要な応力を超えて、ベアリングの助けを経てガンガン走りますから、どういうスタンスのメカニックを選ぶかはお客様次第というわけです。
陸王のレストア。 RQの後に出たRT1型。 おそらくオリジナルペイントの非常に価値ある車両。
RTになるとハンドシフトからフットシフトに変遷致します。
1型はオイルポンプはまだハンド。
純正フォグランプ・・・、実物を見るのは初めて。 これはまず手に入らない。
RTになると冷却フィンの面積が大きくなり、エアフローも改善試行された形跡があります。 腰下には2型になるまで大幅な変化は無いように思えます。
時は流れ18’のFLDE。
カスタムにはまっているH様。 2台目は突然クラシカルにこだわった様ですが、まぁはまり過ぎず疲れないくらいが良いです。
ラゲッジラックは17’までの物を流用。
結構似合うなぁ。
長くなりましたが・・・色々とやっていますが、オッサンどこまで身体がもつのやら・・
翼オジサンが戻ってきたらコーヒー飲みに海までぶらっとツーリングに行こうと計画しています。
タイミング合いそうな方は一緒に行きましょう。