同期の仲間と酒を飲み交わして参りました。
たまに会うと、歳も歳なので積もる話も相応ありまして、割と早目の時間に集まったつもりでも、あっという間に深夜に及んでしまいます。
昔は技術屋が集まると、技術的な話で盛り上がり、それこそ一晩中飲み明かしたのに結局そいつの普段の事はイマイチ近況は何も知らないみたいな現象が起きていました。
ところが最近ではプライベートの話が何故か多くなり、結婚がどうだの、子供がどうだのという話で結構盛り上がります。
何にしても不思議な物で、歳が同じだとこうも気を使わない物かと、改めて不思議に感じた次第であります。
結局終電には必ず帰るつもりが、2時近くまで飲んでしまい、頭が痛いのなんのでありまして、二日酔いにはなったのですが、お互い離れた場所でもあいつは頑張ってるんだなぁとか、あいつは落ち込んでるんだなぁとか、何かしらタクシーの中でボンヤリと思い更けながら窓の外を眺めていましたら、頭痛も込みで価値ある時間だったなぁと思ったり致しました。
なんだかそんな話をしていたら、地元の友人たちはどうしているんだろうか?と気になったりします。
なんだかそんな話をしていたら、地元の友人たちはどうしているんだろうか?と気になったりします。
まぁ筆者も東京の生活がなかなか長くなってきましたが、それでも結構戻ってみたくなったりする時はたまにはあります。
元々放浪しながら転々と生きていくつもりだったので、東京に来た当時は3年で東北に移るつもりでした。東京に永住覚悟になろうとは当時は露ほども思わなかった訳でして。
こちらにも大切な仲間ができ、細君とまではいきませんが支えてくれる女性も現れた訳で、無責任に放浪する訳にもいかなくなった次第であります。
守るべき存在は男を変えていく物だなぁと感じた夜でありました。
守るべき存在は男を変えていく物だなぁと感じた夜でありました。
ちなみにショットバーでカルーアミルクを頼んだのでありますが、カルーアミルクなんて最近飲む奴はいないとビックリされました。
筆者としては、カルーアミルク以外のカクテルは飲む気がしませんで、ショットバーにきてカルーアミルクが古い等とふざけた事は許せないのであります。
次にカルーアミルクの流行りが来た時には、「カルーアミルクなめんなよ!」と咆哮してやります。
陸友ファクトリー。
引き続きFXSさんの整備。
分解時はセットされていなかったキーを忘れずに。 まぁなくてもガンガン走ってしまうショベルの懐には毎回驚かされます。
ミッションアライメントセッティング。
やるかやらないかでは、軸廻りの耐久性に随分と影響を及ぼすと考えます。
プリセットが終わったらインナープライマリーのセッティング。 現行と違い、セットになかなかの時間を要します。
忘れ物は後からだと大事ですので、慎重に。
今回は発電容量も上げて仕上げる事に。
当時から使われている場合、ハーネスは大抵こんな状態になっている事が多い。グランドスレスレ。
ローターの精度はなかなかでしたが、装着には少し注意点があることも。
下準備が9割ってところ。 下準備で精度が殆ど決まるのではないでしょうか。 しかしそこがビンテージの面白いところ、組み手の技術が100%反映される。 適当に組んでも走るのだが、走ったフィーリングに総合的な差が大きく出てしまう。
陸友でも筆者が組んだものとBOSSが組んだものでは雰囲気が違う。
筆者が組むとやはり今風なエッセンスが漂う。
当時のオリジナルの雰囲気を醸し出す組み方までは、まだまだ。
BOSSの後塵を仰ぐ、まだまだ修行が足りない。
FLHさん続き。 持ち上げられなかったのでグランドで軽くする。
オイルラインを外してヘッドをはぐる。
シリンダーを抜いてこの辺りか、排ガスの匂いの混ざったオイルの良い匂いが始まる。
ピストンラジアルには変化は全くない。
ショッティングは要らない気もしてきた・・・が、研究材料の為施工予定。
燃焼室のコンディションは最高。 非常に美しい。
シリンダーの状態もほぼ変化なし。 筆者はショベルでも真夏の渋滞でもエンジン止めませんし、120キロ以上レブまでぶん回しますが、マメにオイル交換しておけばまずまず保全的ではあります。
筆者の最高傑作、S様のFLHPはそれ以上遥か上の耐久性を持たせてあるので、やはり現行モデルと130、140キロ巡航で着いていくにはあれ位やりこまないと厳しいかもしれない。
速いという定義で勘違いされる事がありますが、加速や最高速はまた違うモーターが面白いかと思います。
今回のセッティングではローテックにしようかと思うので、一旦フルトラは外す予定。
80年代のケースらしさ。 やはり砂型が全然違う。
今回はコンプレッションを7.4STDに戻してフライホイールバランス取りの予定。
キャブはSU、点火はポイント。
ショッティングをある程度やって、カムをどうするか・・
ギア比も若干ロングにしてみたいのだが、また金ばかりかかるのでどこまでやるか・・。
高速巡航仕様から下道トコトコへと思い切り振ってみようかと思います。
遊べるなぁショベルは。
先日は今年の小さな目標の一つを達成。
陸王で陸友に出勤。
静かな日曜の朝をドガシャドガシャ、ゴッシャンと走って、なかなか絶好調。
しかし、帰りは夜の環七を25キロ走行、かなりの恐怖でした。
何となくですが、陸友に陸王に乗るスタッフが通勤したという事実が、縁起ではありますが、過去の大切な遺産を守る道しるべの様な気がしていたのでありました。
FLHの後は陸王エンジンの分解整備に入ります。
そのあと陸王でカナダ横断であります。 あと3、4年はかかるかなぁ。
先日入荷した中古車83’FLHさんも無事に嫁ぎ先が決まったとの事で、本当に良かったね、40年近くの長い間200キロのメーターから走る機会がなかった新車ショベル君。
極上のタイムカプセルを操るのはI様、いつも通り、丹精込めて整備致します。
いつも素晴らしいスパンで定期点検に入れて頂いているI様FLHRSE君。
このカラーリングがとても鮮やかで、無意識下で視線を集めている。
無意識下で視線を集めるデザインや色彩は、やはり販売も好調なケースが多い気がする。
筆者は傷が結構好き。 いや変な意味ではありませんが、歴史というか、傷ってその時の名残を惜しまず教えてくれる。
勲章というと大袈裟ですが、まぁ使い込んだ結果だと筆者は思う。
2年で3万5千キロ。 通勤に使わずこの距離はかなりのツワモノ。
やはりタイヤもこの通り。
パッドもこの通り。
プラグもこの通り。 定期点検というのはやはり走っている車輛にこそ重要。 走っていないのに受ける意味は実質的に無いし、それは走ってもらう提案や遊び方のイントロダクトが先行なのだと思う。
VRSCDXさん初回点検。 今年で生産が終わりだという話を聞いているが、V-ROD使いとしてはなかなか寂しい、とは正直思わない。
空冷モデルと一線を画すこのモデルの魅力は排気音ではないと思う。無論エキゾーストのデザインはかなり好きだが。
このモデルの官能的な部分は吸気脈動音ではなかろうか。
ダウンドラフトから2連スロットルバルブが全開に開いた時のサウンドを是非体感して頂きたい。 その脈動音と同時に掛る加速Gはスタンダード90馬力そこそこではあるが、体感的には100馬力を越えている感覚におちいる。
丁度あごの下辺りから吸気による空気振動が伝わった時にこのモデルの飽きない事情が分かる。 筆者も愛車のV-ROD10年目になるが、未だに飽きない。
ちなみに1320cc圧縮比12の10,000rpmの吸気音があご下で出ると若干鼓膜を痛める。
ファンが2回廻ったら全開OKの合図だ。
ハイバックのシートはGを受け止めてくれる。
2連のバタフライを繋ぐリンク機構。 こいつも非常に良くできたシステムでスラスト同軸連結ではなく、ラジアル連結で同時開閉する為のよくできたリンク比になっていて、素晴らしい。
今年もレースに出る予定。 今年は乗りこなせると良いなぁ。乗るの下手だからなぁ・・・。バイクに申し訳ない。