思い返せばメインテクニシャンとして起動するのは10年ぶり位かもしれませんが、普段から鍛錬しておったお陰か、ブランクをさほど感じずに現役バリバリに戻れました。
流石に25歳の頃に比べるとスピードは半分以下になってしまいましたが、技と精度は当時のそれよりなかなか上回っておる気が致します。
どの業界でも人材不足は深刻でありまして、お客さまともしばしばその話題に触れる事があります。
人材不足とは言っても、現場に立てば誰でも良いのかと言われればそういう訳でもない訳でして、それはそれで別の問題が有ったり致します。
美しい国民と言われたのは随分昔の話で、日本人のモラル低下が問われるようになって随分経ったような気が致しますが、モラルと常識的な人物を採用すべく、日本全国のあらゆる企業が争奪戦になって来ている事情はなかなか深刻な社会問題なのだと思うのであります。
本日もテスト走行中に帰宅ラッシュが始まり、そんな混沌とした慌ただしい道路を救急車が、後方から車の間を縫ってやってきたので、皆一様に左右へ道を譲ったのは言うまでも無い話であります。
が・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
皆が空けた隙間をチンピラの車が割り込んで救急車の前を走行。 挙句、道をふさいで立ち往生。
まぁ、患者さん・・・大事にならなければ良いのですが。
しかもその後、救急車の後ろを追走して渋滞を抜けて行きました。 昔からこういう輩は居るのですが、信号無視する奴やら、身勝手な運転で事故を起こして人を巻き込む輩が増えたなぁと思うのがもし杞憂なら一番の望みであります。
久々の更新で頭にきたシリーズになってしまいましたが、いつもの陸友ファクトリーの様子でも如何でしょうか?
先日と言っても随分前ですが、連休を頂いて那須高原へ余暇を過ごして参りました。
丁度紅葉のシーズンで、素晴らしい景色を堪能して参りました。
まぁメインはかなりワンコに偏っておりましたが、セントバーナードにもみくちゃにされる為に行ったような物でありました。
なかなか面白かったビンテージ車輌の博物館。
全体よりも細部のデザインが気になって仕方ない物であります。
この形・・・・。すっごい。
バイクの古い物もありました。 この形・・・・。
このタンク・・・・。
古い物至上主義になると閉鎖的になって脳が堅くなってしまいますから、バランス良く見ていないと逆に新しい物ばかり良く見えてしまいます。
凄いなこのボディライン・・・。
いつものアーティスト気取りポーズです。
順調に進んでいたビンテージ整備もかなり時間を要するようになりましたが、いつもビンテージにお乗りのお客様には気長な待ち時間を悠々とお許し頂き、本当に感謝しております。
いつも陸友ファクトリーをご愛顧頂き、誠にありがとうございます。
プライマリーの循環オイルのリターン不良、かなりの量が滞留。
オイルレベルがバスケットまで到達すると半湿式と言えなくもないショベルのクラッチシステムも流石に張り付く。 スライム化したスラッジも滞留して完全に切れなくなります。
主たる原因はマフラーが干渉して出来たこのホールであったかと。 エアの吸い込みで負圧が低下した為と思われます。
この後溶接で肉盛りして封鎖。
なかなか小さなエア侵入ですとリターン不良も早期発見に至らず、気付かない物でありますが、ならではではあります。
このブルーの色味がかっこいいな・・。
綺麗に手入れされているメーターダッシュ。
中は意外と汚れている事が多く、車検時には毎回分解して清掃しています。 かなり錆もたまっているよう。
ソケットの中はなかなかワイヤーブラシも入りづらいのでこういうカップブラシが良いです。
突っ込んでぐりぐり回すだけで、ごっそり汚れが取れます。
割とトラブルの多い部分のメインスイッチ。 端子の錆は全て除去して接点グリスを1つ1つ塗布します。
バルブも綺麗綺麗にします。 余計な抵抗は筆者大嫌いであります。
精悍な姿であります。 これで蓋をすると気持ちもスッキリします。
04年XLのスプロケットベアリングが手に入らない事態。 スプロケットごと換えるのはカスタムなので、あくまで修理に拘る修理野郎は拘りの遠回り。
ボーリングしてホイールベアリングに換装。
うん、なかなかです。
クリアランスも元通りで良かった、元のベアリングより耐久性もありそうで、交換も今後は問題なし
。
陸王殿のオイルライン交換。
10ミリの方の配管曲げがなかなか難しくて、なかなか自身が思っていたようなラインにはなりませんでした。
何度かやり直しましたが、砂曲げしないと1回転させるのは潰れが消せないのかな・・・。
まだまだ修行が足りません。
タイミングカバーのドウェルピンが2本も無くなっていたので新たに作って入れてみました。
うん、なかなか。
あとはちょっと乗って見ながら、会話をしなければなりません。
今以て筆者の様な若輩ではまだまだ口を聞いて貰えない陸王殿であります。