2016年7月4日月曜日

インディペンスしてその後レーシングする人々

昨日のIndependence Day 100 Urban Rideはなんだか凄い事になってた模様であります。

画像を見る限り相当カッコいい絵面になっていました。

自社だからという目線を少々置いておいて、客観的に今回のイベントを見て、こりゃ新しいなぁと感じました。 

企画的にも突飛な発想でもありますが、ハーレーとそれを操って楽しんでいる人々、街の風景、全体的に新しい空気感がとても新鮮に感じます。

別に陸友繋がりで集まって走ろう!という訳でもなく、ただ都会のビル群の合間を縫って、一つの開示された情報に心が動き、これだけの人々が集まり、または集まらず途中で合流、時に単独で、時にグループになり、その後又単独でブラッと流して、最終的に全体の絵がカッコ良かった。

ボスの思い立ちには時々冷や冷やする事もありますが、新しい時代を切り開いていくには、この位が丁度良いのだと、筆者は思うのであります。

凄い枚数の画像を拝見しておりましたが、様々な方の視点から、撮影にご協力頂いた関係各位の皆様に遠巻きながら感謝致しております、ありがとうございます。

中でも、N様御一家のお三方のライディングの姿がとてもアットホームで、なんだかホッコリ致しました。

他にも、陸友モタードで快走して頂いたN様にはとても感謝しています、造り手として凄く嬉しい物であります。

他にもまぁ色々と嬉しい事が多かったのでありますが、一方その頃、時を同じくして

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筆者は一人でインディペンスして港北~陸友を3往復120キロ一人アーバンライドでありました。



チューニングのお仕事が詰まりすぎて、どうにもイベントに参加できず、仕方なく気持ちだけ参加しておりました。

とは言え、10年に及ぶ実走行でのチューニングもいよいよほぼ究極的な所までセオリーが完成して、1冊のマニュアルにまとめてみました。 

これを引き継がせて早くチューニングから身を引きたい物であります。

そして、早くダイノマシン買えよと言われそうですが、まったくもってその通りであります。

天の邪鬼RIKUYU。

ところで本題であります。

本題まで長くて、あえて読んでもらえない前提のちょっとした宣伝であります。

いよいよ陸友レーシングがドラッグレースのステージに立つ・・・筈。



2016 JD-STER 走行会 Sponsored by HARADA 製茶

開催場所:福島スカイパーク JD-STER特設ドラッグコース

住所:福島市大笹生字苧畑169

練習走行:717日(日) 10001600

本戦:718日(月) 90016:00

入場料:1,000



陸友レーシングはH-DモデルVRSCAW07’、今回でチューンドVer.4になり、前回のレースからおおよそ4年の歳月を経て完成しました。

今回のレースに出る為にお財布から140万近く突っ込んだ集大成・・・の筈。

お陰で貧乏生活を強いられ、お家のリフォームも進まず、ワンコのドッグフード代に奔走した日々でありました。

という訳でありまして、当の本人から応援に来て下さいと言うのも妙なお話でありますが、もし日常では味わえないレーシングエキゾーストノートとバーンアウトの香りにご興味おありでしたら是非ご来場お待ち申し上げております。

一部ではありますが、これまでの作業ダイジェストでもご覧ください。



降ろした直後のモーター、メッキが懐かしい。


ノーマルライナーの抜き取り。



当時このジグなしのケースボーリングをしてもらうマシニングショップを探すのに奔走していました。


ビッグボアのピストンをワイセコにするかCPにするかずっと研究していました。


中に入って全く見えませんがキャリロコンロッド。


結局ピストンはCPに。





ライナー取り寄せましたが、ピストンクリアランスが0.1近くあって泣きそうになりました。


クロースミッション。


ハイテンシルスタッドボルト仕様へ変更。


一番悩んだと言っても過言ではない、オイルジェット。こいつを抜かねばボーリングができない。



半べそかきながら、特殊工具探しに奔走し何とか抜けた。


ボーリング後のケース。


ボーリングしたら壁に穴が開いた。


全てWPCとモリショット施工した。



ギアも超圧入の部分が多く大変だった。




今までで間違いなく一番堅かったと言える代物でした。まともじゃない。



メタルも新品を取ってWPC。 このセットだけで数万円。












どんどん組んでいきますが、この当時、フルカスタムFXDX製作やFLS製作、陸友モタード製作、兎に角フルカスタムのオンパレードと並行。 死ぬかと思った。

















家に帰っても夜中まで一人でやってました。 


かなり不安だったが何万という送料払ってフロリダまでヘッドを郵送して依頼。






このヘッド殆ど1点物の為、送料諸々で35万位掛っている。 ポートに金髪の鼻毛が落ちていたのは笑った。





カムもWPC施工。



直前で思いついたカバーのマット加工。 これがなかなか渋くなった。





増量インジェクターまで入れたが、今となっては良い判断だった。 昭和の森のN君から凶悪なくらい吹かないとガスが足りないとの連絡が来た。



今回でやっとデストロイヤーのスロットルボデ―でバランスが取れそう。






と、ここまでは順調でしたが、まさかのエンジントラブル。 冷却水がオイル周りに侵入すると言う恐ろしい事態に。 そりゃあれだけケース削ったらなぁ・・・。



この当時、完全に消沈してディズニーとかお台場に遊びに入り浸り。 ダメ人間になっていた。


が、やる気充電が完了して、一気にたたみ掛けた。 


一気に完成させた。


車検も取れ、実に24年に検切れしていたステッカーが終に張り替えられたのであります。

という訳で、個人的には今回の出走なかなかハードな道のりでした。

あとはマシンの帰還と最終セッティングを残す所。

負けるの分かっていても、ハヤブサと一度でいいから勝負やってみたかった。